Flow

生活支援・見守りセンサー
「LASHIC(ラシク)」が
できるまで

このページでは、依頼から生産までの流れを、実際に開発した製品を例にご説明いたします。
当然のことながら、開発する製品の機能や規模などにより、ここでご説明する内容と異なる部分は出てきますので、そこはお客様ごとに臨機応変にご対応させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。



STEP 01

1.
ヒアリング

静岡県を中心に介護施設の運営などを行うインフィック株式会社は、施設で暮らす高齢者の健康状態を測定し、自立支援するためのサービスを介護施設で使用したいと考え、NOEXに相談。

例:部屋の明るさの変化を測定
カーテンの開閉、電気のON/OFFから高齢者の起床・就寝時間を推測可能

目的が明確だったため、データの測定、集計方法と、それらを施設スタッフの業務軽減にどのように活かすかが課題だった。

2.
概算見積り

自立支援を促すLASHICは介護保険適用範囲外。だが、介護保険適用の場合と同等の価格帯で導入できることを目指すのが予算面での肝だった。そこには国内の介護施設にとどまらず、在宅でも海外でも利用でき、LASHICを広く普及させたいという思いがあった。月額980円という低価格での販売を想定し、あらゆるポイントでコストを削減することで実現に向けて動き出す。

STEP 02

3.
動作検証・ファームウェア開発

照度、温度、湿度、人の動きといった測定項目と、非接触・非装着であることなどのリクエストをいかに低コストで実現するかが開発の要。そこをクリアするために既存品を活用しながらの動作検証、開発を実施。ファームウェアはNOEXが保有する標準CPUを使用し、希望のデータを測定できたことで大きく実現へと向かっていく。

4.
筐体製作

筐体においても既存品を活用するためのノウハウとアイデアが活きる。CPUボードは新規開発せず市販のケースを使用。標準CPUを格納する金型の開発は、既存製品の金型を流用した極力シンプルなデザインにし、製造会社とも直接価格交渉を行った。唯一、新規で型を起こす必要のあったベッドセンサーは小ロット生産が可能な「デジタルモールド」を使うことで金型製作費を抑えた。

5.
品質基準テスト

LASHICの場合アプリとソフトウェア開発は他社が担当したため3社での連携を取りながらテストを繰り返した。高温、低温下での使用や落下時の耐久性などの品質評価や、測定結果のフィードスピードなどのユーザビリティ評価を実施。あえて仕様書を作り込みすぎないことで、実装後のアップデートにも迅速かつ柔軟に対応できるようにも心掛けている。

STEP 03

6.
量産

製品の生産プログラム、治具の開発・製作を行い、コンパクトファブライン(NOEX独自のファクトリーオートメーション)を立ち上げて工場を内製化。併行して、出荷前の事前設定の範囲や設置工事の分担など、施設での実装プロセスも検討した。1,000台生産した時点で開発費用を回収完了。現在はコンパクトファブラインを増設し、月産2,000台可能な量産体制を敷く。

7.
運用

実装後も工事フローの改善、ファームウェアのアップデートといった通常の運用に加え、いかにLASHICを社会に普及させるかを課題に、インフィックとともに二人三脚で営業活動に従事。インフィックが運営する介護施設だけでなく、他社の介護施設への営業活動のほかLASHICのライセンス取得に向けても動き出している。

インフィック株式会社 増田社長

「LASHICは年齢を重ねても自分“らしく”生きるための製品です。データログにより生活リズムを把握し、変化や不調を事前に予測できることで、医療費や介護費を下げ、健康寿命を延ばすことが目標。NOEXさんはその思いに共感し、製品を作るだけでなく仕組みづくりから考えて一緒に育ててくれています。いつも私たちの提案や相談に対して『チャレンジしてみましょう!』『おもしろそうですね!』と最初の一歩を踏み出すのが非常に早く心強いパートナーです」

http://www.infic-c.net

【基本機能】
居室内の「温度」「湿度」「照度」「運動量・動き」をモニターし、居室内のお客様が適切な環境にいらっしゃるかをモニタリングします。

【主なチェック項目】
・ 熱中症リスク、感染症リスクの警告
・ 起床・就寝時刻の記録
・ 一定時間以上、動作がない場合の警告
・ 生活リズムの崩れによる認知症初期状態の注意喚起
・ 暗闇での徘徊など異常行動の把握と警告

【基本機能】
ベッド上のお客様の状態をリアルタイムで把握、マットレスの下に敷くだけの簡単設置

【主なチェック項目】
[動作] ベッド上の在・不在、体動[バイタル] 脈拍※
※推定値であり医療的データではありません

【基本機能】
・ 緊急通知ボタンを触るとスマホにアラートを送信
・ 通知を受けたスマホと通話が可能(LASHIC-call側は受話操作不要、自動で通話開始)
・ スピーカー&マイクを内蔵のため、ハンズフリーで通話可能(転倒などで動けない場合にも有効)
・ 音量が足りない場合は外部スピーカーも接続可能
・ スマホ側からはいつでも通話可能